ノッキングでエンジンブロー その瞬間から確認までの経緯
これもノッキング?

私のこれまでのノッキング感
 よくカラカラと、シフトダウンを忘れて上り坂を登る車を見かけたものだが
オートマチックの車が増えた現在では、その様な車は見かけなくなった。
たまに見かけ時は、2000ccに満たない商用車が多い。

だから、ノッキングとはそんなものだと思っていた。


オイルショックの頃
1円でも安いGSを求め、粗悪燃料の経験で、キーを切ってもエンジンが動きつづけるディーゼリング。そのような症状が
ノッキングの症状だと思ってました。
しかし、そうではないようです。


今回、エンジンブローに至る過程は、高速ノッキングから来た失敗であるが、安易な燃費の追求が原因である。
対処を経験する事によって、また、一つ賢しこくなる宿題を抱えてしまった。

微妙な違和感を感じてはいたので、
知識と、経験値(異音の質と発生に対処)がコンディションを知ることが出来たのですが、・・・・・。

OHからの経緯
18万キロ走ったエンジンのOHは、手順にそって、マニュアルを片手に、番号をつけて元に戻しました。
オイルポンプの再使用、他は全て新品の組み込みだけに、メタルの交換1万円の部品代に迷って。
それだけの距離が走ってますので、果たして?の疑問は感じましたが、ガタを感じるわけでもなく、シャフトとの
これまでのなじみを良と判断。確かに何時までもつのだろう位の疑問はありました。
スタンダードサイズ・アンダーサイズにも、矛盾が生じ判断の基準が分らないのも再使用の判断でした。
その折のチェックもクリアランスも含め、中古の再使用に、
疑問符は付きますが、新品を着けていく事は楽でしょうが、それまた、目も芸もない話・・との思いも有りした。


組み付けて、走らせて見ると、当初、微かな有効回転粋の中にためらいに似た吹き上がり回転息があることに
気がつきました。


その原因は、探る思いを巡らせも、所詮組み付けてしまうと、整備には場所を取る代物でもあり、
動かなければ仕事にも差し支えます。

だからというわけでもなく、1万円のアルミに板の価格が、安易な作業、やり易い手順になってしまった訳です。


この振動を感じたとしても、おそらく腰上から聞こえる音に目が行き、タペット調整に疑問をもつと思います。
セオリーどおりタペット調整を計4回やったのですが、消えることはありませんでした。

神経質な者でも分らないと思うその振動は、この車を永年乗っている人以外、こんなもんだろうと思い、
多分わからないと思います。
また、走る事には殆んど影響ありません。

燃費を向上させる為に!
 イリジュウムの10万Km補償(チャンピオン9804)プラグ)を採用。
スパークを効率化させ、進角を進めていく。(指定7度から徐々に探り、10度まで進める。
結果、街乗りで15km/1Lの安定した走行が得られた。

問題は、ここから起こった。
これまでの作業から、煙ったことも考えられる訳だが、燃料のラインのクリーニングも、ノッキングには
原因となる事も考えられる。
微細なノッキングの原因として、カーボン赤熱又は燃料の供給の薄さが、高回転時に起こるのでは?と考えた。

そこで、キャブの加工は手間なので、先に安売りで見かけたクレのフェールラインクリーナーなる物を、購入した。
2本で300円にも満たない訳だから、カーボンの疑問が一つ探れる(つぶせる)。
これで重大な現象を見つけて終わる結果を予想していなかった。
通常の走行では、何の問題もないと思われた。ただ走ってるだけで綺麗になるのはありがたい。

悪夢は起こった!。

普段高速道を使わない。全部焚き切れば、綺麗になる訳だ!
しかし、家族3人で、どうしても高速道に入らなければならない事になった。
登りの側道からの合流で、一気に加速した時、その絶好の加速域に入った時、激しい振動が襲った。
速度は、そのままの速度でバァバァバァバァっとエンジンが落ちそうな激しい音で加速が止まった。
アクセルを戻したら音が収まり、踏めば繰り返される。とりあえず、合流終了までは、加速せざる終えなかった。


これで一気に壊れた訳ではない。5速で同じ様な加速(90〜100km)をしなければ、同じ症状はしない。
帰りは下道を通って返って来たことは言うまでもない。

ダメージが明確になるのはもっと後である。
その後も改善しないだけでなく、一人乗車ではその様な症状は出ない。
しかし、強烈な振動以後は、何処と無く雑音が多めな感じがする。
頭にその事を残して3人乗っての高速走行の場合
雑音はそれより大きい。

プラグの焼け具合を見ると、2#3#が真っ白である。
ガスの混合比が薄いのかも。プラグが冷やされないか、熱価を冷え型にしないといけない。
1#は白っぽいが、真っ白でない。

1#をそのままの残し、2#3#をノーマル(デンソー)に換えてみる
アクセルを戻した時の音には変化がない。(音色・振動)
1#を外し、NGKの2極のノーマルを入れると、音色がより大きく変わって
明らかに雑音が混ざる。 さて何番目のメタルに傷が付いているのであろうか?

まず、プラグの焼けすぎは、プラグの問題ではなく、むしろ混合比が薄いのではないだろうか?
その為になのか、それともこの車特有のインマニが1へは1本なのに、2#・3#が一本で配分されている事が
ガスの薄い特性なのでは。この車はこれまで、同じ様な焼け方をノーマル車種でも起こっている。

原因はそれも有るだろうが、圧縮比も加わって圧縮の高さか、シリンダー毎の圧縮の極端な違いも
本当はチェックしないといけない。

とりあえず治す時間がないので、どれだけスローに壊れてくれるかに賭けよう。
オイルやフィルターを交換して、信頼いするオイル添加剤を入れてしのぐ事にした。


  カタカタ音が気になりだしたので開ける