ユニバーサルジョイント 再使用を前提に整備する


フロントプロペラシャフト 及び、リヤープロペラシャフトのグリスアップ


FF車が多くなり、プロペラシャフトがなくなりつつある今日、参考にならないが・・・。(2012/12/11)
赤錆が出てきたら再利用は出来ない。ローラーベアリングが折れて仁丹になっている。構造を理解するためと、
工具として応用する為に切り取って分解した。
フロントの場合、『
ミッション側に問題が起こりやすく、またプロペラシャフト側ベアリングにダメージを受けやすい。』
ーラーは20本。プロペラシャフト側に問題が多いのは、おそらくオンロードで4駆走り。
タイヤの減り具合のバランスが影響してストレスからダメージがあると考えられ、前オーナーの使用時状態が想像できある。
通常、滅多にパートタイムはオンロードでは入れない事から、
デフとミッションの間でのストレスがこの部品には強く出ていると思われる。
外す時は、出来るだけ叩いて抜くのを避けて再使用を考えよう。
ただし、プロペラシャフト側のベアリングは使用しないと言うことにして、再使用は丁寧に外しデフ側に移す。
4個のベアリングは、外す時にその感触を記録し、良いほうをプロペラシャフト側に挿入すること。
ミッション側は新品を入れる。ターボ用は、強度を上げているので、ノーマル4駆より少し高額なので節約。
当然傷の少ないほうを回転軸に持っていくが、4本の内、1本しか無傷ではない。
グリースはUVのグリスとして実用に耐えるアメリカ製。
ローラーにグリスを使って貼り付ける。それ以上のグリスは挿入時にあふれるので必要ない。
組み付け万力を使用する。
ローラーが中で倒れると、再挿入が難しいので万全の注意。グリスの詰め過ぎは注意!シールドグリスでダストを防ぐ。
十字継ぎ手は、カップを入れる前に先に通しておかないと組みつけられないから絶対注意事項。バラス前に必ず元の位置が
解かるように印しを付ける事を忘れてはいけない。
プロペラシャフトを初めてばらして感じたこと。
あれだけ気を付けていたのに、カップのローラーを気にし過ぎて元のラインにと反対に組んでしまった。
(一度片側へ差し込んで気がついたが、抜けばおそらくローラーが外れて抜くときに叩く衝撃で反対側もずれ
手を抜くとダメージを与えかねないのと、ゴミや組みなおしに時間が取られると判断したのでそのまま組み込むことにした)
何度も抜くのも問題だが、フロントデフと言う役割のプロペラシャフトである性質上、4駆に入れる時は
低速であり、もし高速に入れる砂漠のような場面が生じた場合でも、50km/h以下であることからすると
あまり神経質にならなくってもと自分に言い聞かせてこのままにする事に。
バランスがぐずれていると言う経験をすれば、戻す事はその時にやろう。とポジティブに考えてみる。
ただし、FRのプロペラシャフトの場合は、このようなご気楽トンボではいけない!気を引き締めていこう。!
前回何かの都合で修理屋さんが一度取り外したマーカーだ。
基本中の基本ではあるが、これは同じデフ装着された場合であろう。
今回は別のデフにとなると、やはり組み合わされて後に感じたところから手を付けていくしかいないようだ。
修理屋の安心料としては意味のある行為で手順だが・・・・。
それにしても、今回のプロペラシャフトに張られたウエイトバランスが大きい。
シャフトのバランスから来るのか、それとも取り付けられた部品のバランスから来るのか、プロペラシャフト
と言う完成単体になって取られたバランスであろうから、いずれにしても本来は組み替えれば取り直さなければ
ならない箇所なのだろう。手順が体で覚えていないからする大きなミスではあるが、オーナーは私なので許せる判断だろう。
FRドライブシャフトの時には、今度こそもっと気をつけるぞ!!