分かってながら放置していた訳だが、ひどくなる経過を体験したのが、この結果である。
ただ少し経つと忘れるので記載しておく。細かい振動は、やがてエンジンの吹き上がりとも関係してくる。
3年前にエンジンを完全オーバーホールした訳だが、サイドノックを疑う微妙な振動が3000回転域で感じた。
オーバーホール時に、ピストンのスカート部分に、内側からオイルの散布を誘う穴を設けたのが問題だったのかと言う
不安もあって、後に分かるプロペラシャフトのガタから起因した答えに辿り着く中途まではその原因としての
要因の一つとして頭から離れなかった。したがって、今回ぺラの問題の症状として切っ掛けのフィーリングを
体験できたと言えよう。
特定回転域の吹き上がりが意外と影響を受け、得意な3000回転を越した辺りが意外と伸びない。
1年ほど経って、途中に着火前爆発のハプニングもあり、高速時に一瞬車がエンジンを突き上げるような振動に見まわれた。
この時駆動系に力が掛り、ガタが進んだものと思われる。
うなり音が発生しだす。
やがて、車体のあちこちで異音がするようになり、
左の前車輪のベアリングか、舵のロットがゆるんだのかと思わせるような振動を伴うカタカタ音など、
運転するものにとって気になるオンパレード。
そこに持ってきて、デフの組み立ての結果を心配させるようなバックックラッシュや
発進の時の打つような音で過去触ったところの心配が頭をもたげる。
プロペラシャフトのガタは、あらゆる音のオンパレードであることに気が付いた。
分からない音が鳴る場合、他の症状も照らし合わせて、
プロペラシャフトを疑う事も必要である。
交換後は・・・
エンジンはスムーズに吹き上がり、回転していく様が柔らかいと感じると共に
他の所からは一切音が鳴らない、交換後、思いっきり走った結果であった。
不具合の進む過程で起こる症状
赤信号前にクラッチを切る前に落ち込む回転数はエンスト寸前------⇒恐らくこの時ベアリングダメージで
ローラーベアリングが突っ掛かり固まるのでスムーズに廻らない状態と
想像出来る----------⇒数日で解消---------⇒ベアリングが砕けた瞬間の状態
動きだす前に音が時々鳴る、デフとの動きにズレを感じる。
高速運転時の騒音がある回転域だけ静かになる
最高速度に達しない(出す勇気と気分が乗らない)。
しかしエンジンはレッドゾーン近くまで澱みなく廻る。
やがてデフへの伝達へのズレを感じるようになる。-----------⇒ここからは音の出方が頻繁になり、リーフスプリングが発進で
伸び、ボルトが鳴るような音のイメージにも聞こえる--------------⇒もう耐えられない、ここと目星を触ってみた。
直ぐに確信できる状態であった。写真(カップ破壊が起こっていた)脱落寸前・ガタの移動打刻音であった。。
今回のオーバーホール |
プロペラシャフトのガタが原因と解からないと、触った部分全てに心配の検証が必要になる。 3年前にS81Pのフライホイール軽量化の為に組み込みました。そのバランスの疑いも残っていた。 但し、クラッチのテンションスプリングが擦れて磨耗しているので、当たると思われる面を 旋盤をかけて逃がす為の彫り込みを削った。 円周分の切削ですからバランスに影響する可能性は、余りないと思うが、0ではなく心配でもあった。 |
ピストンリングを注意深く入れたが、それさえ一つ逆に入れて、圧縮のバランスも便妙な振動に・・疑いも。 | |
組み付け後の微妙な振動は、やはりバランスが微妙に狂ったのかと、少し気が残った。 その症状は記憶に残しておいた。 |
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車検を2度目まで通したわけで、燃料添加剤による高速道路で早期爆発が起こり、急激なロックがガタに 与えたダメージなのか、その後、振動は徐々に大きくなった。 |
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↑もう少しで外れる寸前↑ | エンジンの不調は、ダメージを受けたと思われる第1クランクのメタルを交換 (エンジンはアイドリング時では問題がなくなった) |
プロぺラシャフトのガタは かなり走りに影響する。 |
デフの組みつけに問題が生じたと言う微かな疑いと、プロペラシャフトのバランスも疑い、絞りきれない。 特にユニバーサルジョイントのガタに少しばかり疑いを濃くし、スペアーのぺラをグリスアップして 先に用意しておいた。 何処まで耐えうるかの実験は、したがって、それから1年経ずして、本日(2014/3/7)耐えられくなった。 結局ガタ出初めから終焉まで状態の変化が、経過と共に症状の変化を通して何が起こってどの様にが理解できた。 (症状の悪化と共に音の出る場所と音色や鳴る紛らわしい別の症状にご診断を誘う症状に変化して行く) |
交換作業はたった30分 路上修理可能の作業 |
交換を終えて、テストライドする。エンジンのシマリも一段と向上する。 今回の教訓は。 微妙な振動が起きた時には交換時期であったと言うことに尽きる。 (ユニバーサル自体のガタは、車上装着状態では確認しづらいく、ベアリングガタにキャパが有りそうで解かりづらい{実は無い}) その感覚を感じた時は、グリスアップして2個のカップで済むだろうから、デフ側(角度の付いた方に注目)先にダメージ出ると 予測するとチェックの順番は正しい。 ベアリングカップはデフ側をミッション側に移動させ、応急的ならプロペラシャフト側のカップはミッション側に移して使用する方が 良いだろう。(自転車のタイヤ交換は後ろのタイヤを前に移動させ新品を後ろに入れるみたいな) 一番ストレスの掛かるカップは、デフに接合するプロペラシャフトデフ側のカップである。 新品を投入するならここしかない。 そして、あの振動の開始時期の感触を体の記憶に残して感じる経験を大事にしたい。 次回の為に、診断の記憶に刻んでおこう。 |
ガタに気付くと、結果 3年走る事が出来た。 しかし、グリスアップでの 再使用のタイミングは、 整備で言うなら気付く前だ。 交換手段では目安は 出来るだけ早いタイミング でオーバーホールをを 行う方が良い。 (オーバーホールの手順) |
今回は、十字継手が磨耗し、カップは欠けてしまったので、叩き出すには厄介な状態。 切断して内側に抜く。恐らくこれ以上使うと大事故になる状態。 今後の経験として気付けば要整備段階は、微妙エンジン振動段階。 気付いた時点では継手は交換必要なし。ベアリングとカップはグリスアップ対処で大丈夫だろう。 10万キロに1度はグリスアップと前後を移動させると安心の20万kmはいけそうだ。 小さい割りに部品の価格は結構する。そこで、中古部品に目をつけるが、そこは常に廻っている 場所だから、走行距離分同じ状態だ。 新品でなければ、目をつけるのは、副変速機ペラだ。(パートタイムの場合)、 大方のケース4駆使用頻度は少ないはずだ。良く見極めれば分かる。もし常に使っている車なら、 むしろ前後のタイヤの減り具合の差で、Pに負担が大きくなっている部分でもあるので注意。 (以前の参考分解写真はその傾向で、ストレスがUを傷めているので、そこは良く観察した方が良い。 (さびの汁が垂れていないかどうかとか・・・。) ユニバーサルに掛かる角度はメインペラ程ではなく中継デフに角度がつき難い構造の為安定はしている。 |