例えば、同じ550ccエンジンのクランク(コンロッド)でも、660ccのエンジンに変る寸前(平成2年)のクランクの場合、
660ccの品番と同じ品番である。これは、メーカーが徐々に次の時代に対応していく課程での出来事で
その後の660ccのクランクと比べ、1本に付き9g程軽い。

その意味に対しては、それぞれ受取り方はあるが、少なくともメーカーは充分もつと考えた・・・は理解出きる。
しかし、その後何らかの設計の変更があったわけで、おそらく、めちゃくちゃな社会に放り出すと、
あらゆるタイプの人間によって問題もおきうる。
運転が上手いと自負する人なら、これは問題ではない。むしろ下手に660のクランクを軽量化するより
660ccを睨んで作られた550のクランクを選択する事もチューンという事になるのではないだろうか。


フライホイールに対しても同じ事が言える。 これは数百グラム違っている。
 フライホイールの軽量化は大きく加速に関係してくる訳で、吹き上がりの加速は実感できる。
もし、クラッチのつなぎ方とその頻度に自信が有れば問題ない。おそらく熱を溜める運転の方にとっては問題だろうが
少なくとも私にとってはこれは良い。


エキゾストマニーホールド

550のエキゾストマニーホールドは、おそらく吹き上がりを早くする為に、内部を大きく加工したと思われるが、
660の熱を考え、肉厚を太くした事から、内部が圧迫されてしまっているようだ。
エンジンの大きさは変らない訳だから、これは全体のサイズに圧迫されて、外形が変更できなかった結果ではないだろうか。
外側からの焼きの為に錆びで細るのを防ぐ事で、少なくとも肉厚が細るのを防げるなら、550のを採用する事は正解かもしれない。

しかし、ヘッドからの出口は同じで550はストレス無い形状で同じだが、エキパイ出口の直径が少し小さい。
採用は無理かも知れない。確かに550と660は微妙に設計が違う。550の流用は止めておこう。


Etc