車のお話B MT/NA長持ちの秘訣


 自分の車で消耗品や大きな交換修理する事は、一度もありませんでした。
例えばクラッチの交換をすることもありませんでした。
これも一重に多くの方の無茶な運転や未熟がなしうる問題をフィードバックして改良強化される事での結果では
ないかと思います。企業努力の賜物。
 お客が金払いがよいと、無知技量不足から生じた破壊や、耐久性不足も強化につながり、国際社会での競争に
充分役立ち、日本製品の優秀性を育てると言う事です。

したがって、下手な人を非難する文面ではなく、むしろ、多くの車を壊す事によって、壊れた部分をより強化するので
社会貢献どころか、今で言うものすごい経済効果と雇用を生み出せた事は間違いありません。

 ただ、自分だけはその中に参加したくはないのです。その陰で多くの方の命が失われています。
人の命は地球より重いと言いますが、見えないところでは、結構軽いものです。[運が悪いとか] ・ 一瞬で失った命は
あきらめが早く忘れる事に人々の意識は努力します。

 新車で買った車は大概12年を目安に乗ります(最長2年車検)。また、結果10万km以上はゆうに超えます。
勿論、ブレーキシュー・バッテリー・クラッチの交換もありません。

 どうしてなのかと聞かれて驚きます。故障した話は昔は仲間内でよく話題になりましたが、この頃は聞かなくなりました。
AT車が90%以上を占めているからです。(その話は別の機会に)

 バッテリーにおいても、交換時期を3年おきとか言われますが、私の場合、10年から12年乗ってもバッテリーを
交換した記憶はありません。

 おそらく、バッテリーにおいては、待機電力をあまり喰わない車種を好んで乗っているからでしょうか。?
サイドウインドウも手巻ですし、クーラーも上り坂ではこまめに切ります。

長期に渡って駐車放置しない。長期の駐車の場合、たまにエンッジンを掛けて動かしてやろうと言う気持ちがあるからでしょう。

 なぜ車は壊れないのか、また、補修、修理交換することもなくこれほど乗り続けてこれたのかを検証するにした。

  心当たりがあるので整理してみることにします。

 そもそも、私が始めての車を手に入れたのは、スバル360初期の出目金混合ガソリン軽自動車です。通天閣の下にあった
車屋さんで買いました。

 走っていてドライブシャフトが飛んだり、リヤーのショックアブソーバーが無く伸び切るのをワイヤーでとめてあったり、
ブレーキシューが無くなっていたりで、今でも?が付くのですが、お陰で、車を触る楽しみをこの車で知ったわけです。
さすが西成です。当時は、軽自動車には車検制度はなかった。

 その後、フォルク スワーゲン1200を購入した時に、取り説と共に、車を長く乗る為の小雑誌がついてきました。
それは、実に的を得た解説でした。

その注意を守っておれば、誰でも車が長持ちするので書いてみました。

クラッチは瞬間に切って、できるだけクラッチをつないだら足を離す。クラッチの上に足を乗せない。
停止中ブレーキを踏みつづけるとブレーキの電球の消耗が早いので、サイドブレーキを引いて足を離す。
つまり、徹底的に車の長持ちするための意味合いがかかれていました。
クラッチを切ってセルモーターを回すという項目は、消耗だけでなく、安全をも担保する注意書きだ。
エンジンをかけたら、すぐに出発するとも書かれてましたが、これは空冷エンジンですので、水冷には当てはまりません。

以上に加え、スバル360で得た非力さゆえの(20馬力無かったと記憶します)テクニックが、
私の運転の基礎となったようです。

スバル360で得たこと

有効回転域だけを使う、そのためにシフトダウンと加速、(ローだけがネックで、完全に止まらないと入らない)
したがって、始めは2速で止まる速度になると困ったものだったが、必然性で覚えることが出来また。
ブレーキを踏む前にエンジンブレーキの多用と止まるまで切らない、寸前(ノックする直前にクラッチを瞬間に)切る。
スタート意外半クラは使わない。スタートでは使うが、足を離して完全にクラッチがつながってからアクセルを
あおる。当時はクラッチ板の耐久性が良くなかった。(実は普段セコンド以外のチェンジでも一瞬クラッチは半クラを繰り返す。
したがって、瞬間切って瞬間つなぐクセを覚える事が半クラ累計時間を積み重ねない事です。
そのため回転を合わす事でクラッチ板とフライホイールが同回転・若しくは近い回転にする事で、一瞬の半クラ状態も
磨耗しない半クラとなります。
シフトアップもシフトダウンも回転を合わせる事で、クラッチはスタート時だけの使用となるため、クラッチの消耗は
かなり防げます。
 しかし、どうしてそれが解かるのだと言われる方が居られると思います。
合わせてもクラッチを離した時点の差が ”ガクン”とくれば、クラッチやミッションの各部に大きなダメージが
積み重なっていきます。それを解決するのが技術ですですが、知識も必要です。

 昔のスポーツカーのカッコ良い表現に、「チェンジを叩き込んだ」と言う表現が有りますが、これは回転が
追いていかない状態を無理矢理ギヤー鳴り寸前を思い切り押し込む事で、本人は実にカッコ良いと思っています。
しかし、この行為は、おもい切り弱いシンクロに負担を掛け無理矢理入れたと言う現実であって、
その車はいつかはミッショントラブルを起こすのです。

 実は、プロドライバーの表現で「呼び込ませる」と言うのですが、チェンジレバーは、回転域と無理のない回転が
合ったとき勝手にチェンジしていくのです。つまり、チェンジレバーを入り口まで誘導してやりさえすれば、レバーに
誘われてギヤーが呼び込まれていきます。そこには何の抵抗も手ごたえもありません。

古い車を乗って不快に思うこととしては、ハンドルのガタです。後々自分の車にガタを出さない為に、
「車が転がらない限りハンドルは回さない」 クセをつけることが、タイヤの編磨耗をも含め長持ちさせる事に
結び付きます。

オイルの量は、事ある毎にチェックをする。(ワーゲンの場合・2台目スバル360は2サイクル分離式方式)。
1度のミスで寿命は復活しません。

タイヤの空気圧とローテーションは重要。

これが、車の長持ちと、トラブルに合わない秘訣です。

では、車を早く走らせる秘訣です。

私は、前を走る車が、ウインカーを出さなくっても、右折する車両であることが、3〜4個信号手前で解かります。
したがって、その車が曲がる交差点前に車線を変更する事です。左折は少しわかりにくいのですが、「あんぽんたん」な
予測不可能な奴、「左折でない停車」が居るので、左を使うときには加速して追いつき、余裕の隙間を見つけて
中央側へ戻ります。全体の速度の注意深さ、二番手ねらいと、思い切ったシフトダウンの準備。
なぜ左なのでしょうか?この頃街中を走る車は、お約束を破って遅い車が中央よりを走るので、2車線ありながら
左がスカーンと空いている事が多く、おまけに1番遅い車に追従して、あたかも速度は合法と言う走りが目立ちます。
その前に、左やろと言う約束を破っている訳です。約束破りには破り返しが必要になりますが、漫然運転ドライバーに
形で見せる必要があります。漫然ドライバーは漫然過ぎて気付きもしません。平和ボケです。
交通戦争と言う言葉さえも忘れてしまっています。正に戦争中のように毎年、その同等数人は死んだり傷ついて
いるのです。

以上が私の秘訣です。全て道路状況を見て予測と早めの対応することが大事なのです。

 車の運転では、音楽を聴いていたり、電話をしていたり、片足を上げていたり行為をしている時間はありません。
高い授業料を払う人々に捲き込まれたくも無いのですが、その様な多くの車が、便利なオートマチックの時代に
氾濫していますので、それも含んで車環境と言う認識はもつ必要があります。