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白人から有色人種?
世界の人種の見分け方は、どうしても見た目になる様で、それは人種の優劣を表すものではない。 が、
日本のオンナどもも、世界のオンナ共も、イケメンが好きなように、見た目は遺伝子が選ぶ。


サハラを越してアルジェリアに入ると、砂漠が人種を区切っていたのかという事になる。
村々から出てくる子供たちは、まさに白人の子供たちである。黒い世界から来た直後のでの衝撃のギャップからなのかも。
まさに、女の子達は北欧の子供たちのように白い肌である。
それなのに、大人になると少し褐色のアラブの遺伝子が顔お出す。

アルジェ(地中海の南の地域)には、ローマーの遺跡が沢山ある。
ローマ時代は、環地中海文化としてローマ帝國が遺伝子をばら撒いた結果であろう・・・か。


回教の国であるから、女の子は頭から布をまとっている子もいるが、小さな子供はまとっていない。
ほんとにヨーロッパの白人の子供のようだ。

オトコどもと言うと、少し気色悪い。
オトコ2人がアベックのように手を繋いで歩いているのを良く見かける。

すこし、ブルっとするのだが、国情を知れば、それは理解出きるか。
男女の交際はご法度らしい。
でも男は、4人ぐらいの嫁を持つことが出来る。 羨ましい。
警笛を鳴らしながら町の中を走る結婚式のパレードに出合った。
行なわれるのを見かけるに、羨ましがると、そうでもないらしい。
家に行けば今日の食事はタダだと、周りが言ってくれる。
沢山の参列者に振舞う費用は大変であるだけでなく、嫁の親にももうラクダ数頭では済まないだろう

複数の嫁に対しても平等に扱わなければならないらしい。
4人居たら、結婚費用もさることながら、なかびは1日おきで周3日なんて事に。

日本男児から見ると、男どおしが手を繋ぎ(小指をからませ)仲良く歩いている風景は考えられないが、
もし、日本では男と女が手を繋いだ瞬間、恋に落ちるというか、手を繋ぐまでが長い決断の日々、ためらいの日々が続く。
繋いだ折には相手の気持ちが手を通して伝わってくる経験をするわけで、
結婚された多くの方は、そんな期間を過ごした思い出があるだろう、とっくに忘れているとは思うが。

アルジェリアの男はそんな外目に、男どおしのなんて目で眺めるのではなく、考え様によったら、男どおしの親友として
より緊密な親友と友情になりえるわけで、これこそ究極の親友をもつ姿であろう、と、思えるようになった。

回教には、もう一つ二つの我々日常耐えがたい掟があるようだ。
お酒を飲んではいけないようで、外国人の我々は構わないが、人目のつかない村外れの木の下に
酒の瓶が残されているのは、何処とて同じこっそり飲むから美味しくて冒険、スリリングなんだろう。

ビールは冷やしていないぬくいビールであっても、アフリカ各地も同じでなれてしまって、ぬくいビールは普通で
冷たいビールは異常。
何処だったか、今は思い出せないが、大衆浴場があって、日本と同じ形式で、真ん中で浸かって、端で身体を洗う。
そう言えば、お風呂に入ったのは1年ぶりか、ナイジェリアのラゴス以来。
ここで、ブラックアフリカの垢を落とす事になった。


サハラ砂漠から、地中海アルジェの町に出る前に、高い山脈がある。(記憶ではアトラス山脈?だったかな後日要チェック
砂漠の方面からラクダを満載したトラックがアルジェ方面に向け走って行く。
ラクダの肉は取っても美味しかった、ラクダのビフテキ?。まあ牛を見ないので、牛の代用だが。
今まではさそりだったが、山脈を越えると、テントのグランドシートをめくると、羽根の無いゴキブリが
夜の内に潜り込んだのか、クモの子を散らすように、いやゴキブリの大人っこがフイをつかれて慌てふためく。
これも喰えるかもしれない、と思いつつも、なんだか砂漠から離れた実感が、
黒い、いや茶色の虫を見て、生命の水みずしさを感じてしまった。