私がこの添加剤を信じるわけは



気温36度を超えた夏の日に、S81Pハイゼットトラックで走っていました。
中国道平行道から新御堂に合流する所で突然Vベルトの切れる音が鳴ると、警告灯が点きました。
合流までに判断して側道に入ってとめるまでに、水温はHに入っていきます。
この車は1本のベルトで全てをまかなっている為、アイドリングでラジエターを冷やすことは出来ません。
エンジンを直ぐに止める必要があります。
ウオーターポンプとオルタ(ダイナモ)は動きませんから、発電も出来ません。
バッテリーを使うだけで消耗していきますので、エンジンを止めるのが最良の方法です。

ただ、家まで20km弱ですので、あと少しなのですが、放置もしたくありません。
(JAFの会員にはなってますが、レッカー移動も無料範囲外)
とりあえず、ものすごく時間がかかっても、自然に冷えるのを待つしかないのです。
気温が高いので冷え難いです。

水温がやっと真ん中まで来たので、バッテリーの電気だけ使って走るしかない覚悟で
エンジンを掛けて走り始めたのですが、目の前の桃山台までで、もう、オーバーヒート寸前まで上がり、合流する前に諦め
桃山台交差点側道を上がり、駐車禁止ではあるが邪魔にならない少し過ぎた所でとめました。

思案の末、農機具用に使う為に(この日は宝塚に置いてある耕耘機の整備の帰り)添加剤を持っていることを思いつき、
嘘っぽいが、強烈な公告のことを思い出し、車が壊れる覚悟で1本分入れてみました。

エンジンを掛けて、アイドリングでエンジンの音が柔らかくなるのを感じた所で、新御堂に直ぐに合流すると
制限測度として最低我慢できる60Km/hギリギリで左を走る。

水温はHに近づいていくが、ヒートエリアの寸前で針が止まり、それ以上に上がりません。
何とか安定していますが、エンジンそのものは、バッテリーの電気だけを使用しているため、
今度はバッテリーがなくなる事も心配しなければならないため
ヘッドライトを出来るだけ点けない様に、コーナー灯だけをつけて、新御堂を中津まで走り、下道に降りて家まで帰り着きました。
こんな経験をした方は、余りないとは思いますが、少なくとも2Km走ってオーバーヒートする状態の車が20Km走って来れた事だけで、
私はこの添加剤を信じる事にしました。