2年間野原で放置していたEF−TSのローターは、新品の厚み10mmあったのですが、錆が深く発生していた。 ワイヤーブラシで落とすと表面は結構侵食されている。ブレーキ面は筋が発生しているが均すのを止め、そのまま使用することで 出来るだけ厚みで耐久性を維持する事に判断した。 |
錆を落とした後、脱脂をして、塗装を塗る。スプレーよりハケの方がエコ。自然にやさしい方法。 酸処理を考えたが、ディスクローターの材質に、カーボン等が多く含まれていそうなので酸の影響が出るのを避け、 ブラシだけでの錆落とし。ホイールを止めるボルトを抜くのも面倒なので、これも酸ではなくブラシで。 元々地金むき出しだった所だから、今後錆が出難い位の考えで塗った。 塗料も使いさし。ローター部分は高熱になる可能性があるので耐熱塗料を使用。 接合部分は、塗料の隙間が生じるといけないので、片方は塗装せず、組み合わせ時には生乾きで規定トルクより少し多めで締めて結合。 (塗料は接着剤にもなる、隙間に水の浸入を防ぐ効果もあり、片半面の錆を押さえてくれるだろう) ブレーキパッドの当たる所は、生乾き時点でカッターの刃を使って塗料をそぎ落とした。今回は表面を均す為に旋盤を掛けるのは止める。 痩せさせるよりは長持を選ぶ。そのため表面の傷に塗料が残り、又刃が引っ掛かって塗料が残った。 今回は新品のパッドを着けるのを止めて、1〜2週間古いパットを使用して塗料が落ちた後に新品にすることにする。 自分で手を入れた部品を組むと、すがすがしい気持ちになるものです。 |
(4月29日交換完了・取り外す) 取り外したローター、片面に施したスリットが完全に消えていた。厚さは9.1mm〜9.15mmに(限界は9mm) 取り付けたノーマルに変えた感触は、最初のなじみは別として、30Kmほど走行して、止まる位置が1m程伸びた ような感じ。この車のブレーキが甘いと言う評判に戻った。 違いとして効きはじめてからの踏み込みを同等求めようとすると、それ以上の踏み込みに加え、ペダルの押しの 柔らかさを感じる。なんか、そこからは、ホースのふくらみのような弾力のある感触。 スリットは、ディスクローターの消耗を早めるのだろう。ブレーキパットは、思ったより減ってはいない。 一応ホールは1週でどの面も擦れるように配置してある。 スリットが無くても、同じような効き(あった時と違和感が無い)制動距離が気にならない感触なので、次の交換時 又は早めにこのディスクを型にして、今のブレーキに穴を施す必要があるだろう。 |