唐辛子を植える

開墾が遅れた事で、4月には周りの畑に何らかの作物が芽を出していた。と言うことは、種から植えてこれまでに成長していると言うことですから、もはや、にわか百姓にとって1年の出足をくじいたと言うことだった。

何を植えようかと考えても、時期的に分からないまま、もう少し開墾にやることが有るので、と、思いながら車を走らせていると、農協の前で苗を広げて売っている光景を目にした。通り過ぎたがバックして、一般の者にも分けてもらえるのか聞くと、OKでしたので、その中から、失敗しそうに無いかぼちゃ・唐辛子・なすびの苗を買い求めました。

畑の土をならしながら、植えていると、近くの農家の方が来てアドバイスをしてくれました。

プロの農家の方でもやはり失敗することもあり、成長しきれない歯抜けの所に植えるために、農協で苗を売っているのだと教えてもらいました。誠にラッキーでした。これで、時間が取り戻せました。

たわわに実った唐辛子

意外と簡単に成長を遂げ、手を焼くことも無く、白い花をつけた後は、かわいい唐辛子が見る見る大きくなっていきました。

何時赤くなるのだろうかと思うのですが、台風で倒れた枝と房を一部もって帰り、葉っぱも含めて醤油で煮詰めて食べると、とっても美味しいものでした。

辛いものが大好きな私にとって、マイ一味唐辛子でキツネうどんを食べるのが目標と決めていたので、とにかく赤くなるのを待っていました。

一向に赤くならないことを、地元の食堂で話したら、その場にいたお百姓さんが、”そらもうとっくに刈っている”と言われるので、慌てて刈ったものの、家にもって帰ったら、嫁が葉っぱと実を分けていた。何か違うと思ったのは後の祭りでした。

枝についたまま、軒下に吊るして置くのが良いようです。籠に入れて干していると、まだらな赤や肌色になってしまいました。おまけに、猫や犬が走り回って撒き散らし、1年の収穫は元の木阿弥状態。

今年は、この種を使って、種から植える事にします。
もうそろそろ、苗床の準備をする必要かも(2004/2/13)

2004年は三升漬けに挑戦です。