車のお話@Wクラッチ


よくこれが踏めるMT運転の人は、自分のすごさを代名詞で言います。
でも本当に踏めているのでしょうか?


 実は、最近の車はその様な事をしなくても、強力なシンクロ機構を使ってミッションは仕事をしています。

そのWを踏むと言う行為を否定はしません。チェンジの作業の中で、ミッションの中がどのような作業をしているのか
想像できなかったら、チェンジ後のショックも含め、ミッションやクラッチ板を酷使する事になるからです。

ミッションでチェンジするアクションに、シンクロは毎回働きます。
どのギヤーにも機構が組み込まれているからです。

つまり、Wを踏んでカッコよく言い放っても、シフトアップを含め、シンクロ機構に助けられている事を知って言う事です。


確かにシンクロの働きを補佐する形で、完全にシンクロさせる事を意識してWを踏めば、
ミッションやクラッチは長持ちします。
勿論Wを踏む行為の中にチェンジ後回転を合わした状態でクラッチは完全に離していることが前提です。

 完全に回転がクラッチ板接合時に合ったという事が、パーフェクトの実感は、本当に毎日運転していても
少しのミスは自分で感じることがあって、まだまだだなあ〜と日々思います。靴一つ変えても感覚を修正するのに
問題ない範囲であっても、反省と向上心は日常に「まだまだ」を感じます。
 (これができますと、雪道でのチェンジショックでの横滑りも無く、FFに於いてはコーナーでの加速もできる。)

シンクロが弱い・又はへたった車に於いては、素早くチェンジを終了させる事が出来ます。

現在ノン シンクロ車はそれ程多くありませんが、もし、スバル360(てんとう虫)に乗る機会があって、
30km/h走行から、1速に落とす事が出来るなら、Wクラッチを踏むと言っても言い過ぎではありません。
もし試されてミッションを壊しても、当方は責任を負いかねますので、宜しく。

それが出切るなら、1900年代の馬車型から発展したビンテージのフォードなどを、
独立記念日にパレードで運転できると思います。